ビットコイン以外では、モナコインを唯一所有しているNaitouKeiです。
最近、暗号通貨取引所のハッキング被害のニュースを聞く機会は少なくなってきました。
しかしながら、かつてのコインチェック事件のように暗号通貨取引所へのハッキング被害により、個人で所有している大事な暗号通貨を失ってしまう可能性は今後も十分にありえます。
そのリスクを回避するには、ウォレットを利用して自分自身で管理することも選択肢のひとつです。
今回は、モナコインを管理することができるウォレット「Coinomi」の使い方や復元方法をお伝えします。
Coinomiでモナコインを管理するための準備:アンドロイド端末が必要です。
Coinomiは、モナコインの公式サイトでも推奨されているウォレットアプリです。
ただし、利用するには、Androidの端末が必要です。
iPhone端末にはまだ対応していないアプリとなります。
Android端末からGooglePlayストアで「Coinomi」と検索するとアプリが表示されます。
4万件以上のレビューが投稿されています。
5点満点で全体の評価は星4.5となっているので、かなり評判の良いアプリであることがわかります。
Coinomiアプリをインストール後に、アプリをタップすると起動します。
起動して表示される初期画面のフッター箇所に2つボタンが用意されています。
- 新しいウォレットを作成する
- ウォレットを復旧する
新規の方は、「新しいウォレットを作成する」をタップして次に進みます。
すると、ウォレット暗号化のページが表示されます。
ここでは、暗号化の強度を選択できます。
指紋認証や顔認証がついている端末であれば、MostSecureを選択してください。
今回、ウォレット用に入手したアンドロイド端末には生体認証がついていないので、パスワード認証のみを設定しました。
パスワードを設定すると、次にウォレットに使いたい暗号通貨を選択します。
今回は、ビットコインとモナコインをウォレットに使えるように選択しました。
次に英語の利用規約が表示されます。
簡潔に解説すると、パスワードの紛失、マルウェアなどのハッキングなどのリスクを理解した上で利用するように規約の承諾を促されます。
要は、自己管理責任の覚悟を求められます。
利用規約に承諾すると、無事にビットコインとモナコインを受け取ることができるウォレットが作成されました。
Coinomiウォレットを復旧するには復元フレーズを厳重に管理してください。
万が一、CoinomiウォレットをインストールしたAndroid端末を無くした場合に、他の端末に復旧するためには、「復元フレーズ」を控えておくことが必要です。
この復旧フレーズは、絶対に絶対に絶対に外部に漏らしてはいけません。
このフレーズが悪意ある人に渡ってしまうと、自分で管理していた暗号通貨すべてを失うことになります。
はじめての場合は、アプリ内で、復元フレーズを発行することができます。
発行すると、24個の英単語が並んだフレーズ一覧が1つのページ内に表示されます。
この復元フレーズを誰にも知られないように管理してください。
紙にメモしておくか、プリンターで印刷したものを、貴重品用の金庫にいれておくぐらい大切に保管してください。
アプリを復旧するには、この復元フレーズさえあれば、可能です。
Coinomiウォレットの復元方法
新しい端末などへ復旧する場合は、アプリをあらためてインストールします。
アプリを立ち上げて表示される起動画面の「ウォレットを復旧する」をタップします。
次に、控えておいた復元フレーズを入力する画面が表示されます。
ここで、復元フレーズを順番通りに入力すれば、復元が可能となります。
間違いなく復元フレーズを入力し次に進むことができれば、パスワードを再設定する画面が表示されます。
パスワードを設定後に、あらためてウォレットで利用する暗号通貨を選択すれば、復旧が完了します。
暗号通貨をウォレットへ移動して自己管理することに意味はあるのか?
暗号通貨は資産のひとつとして社会に認めらるものになりました。
そんな暗号通貨すべてを取引所で管理することはリスクのひとつとなります。
(ちなみに、取引所の信頼に関するありとあらゆるリスクのことをカウンターパーティーリスクといいます。)
かつてZaifで管理していたモナコインは、ハッキング被害を受けて、2割のモナコインが戻ってくることはありませんでした。
暗号通貨取引所での管理リスクもあるので、すべてではなくともCoinomiのような暗号通貨ウォレットで所有する暗号通貨を自己管理することは必要なことでしょう。
他にもたくさんの選択肢がある暗号通貨ウォレットですが、今回はCoinomiをテーマに利用方法をお伝えしました。
ご自身に最適なウォレットで大切な資産を自分自身で責任をもって管理していきましょう。